苫小牧市西部地区の商店会が、新型コロナウイルスの感染拡大で中止となった地域イベントの予算を活用し、飲食店などの会員事業所に不織布マスクや除菌スプレーを配布する活動を展開している。売り上げの落ち込みが響く中、衛生対策に役立ててもらおうと始めた取り組みで、受け取った商店主などから喜ばれている。
28会員で組織する錦岡地区商店会(平田幸彦会長)は毎年8月に「ジャズ&ワイン・ビアーフェスティバル」を開催しているが、今年は新型コロナの影響で中止。今月上旬に開かれた総会で、予算の一部をマスクや除菌液不足に困る会員への支援に活用することを決めた。各会員には、マスク40枚と除菌スプレー(300ミリリットル)2本を配布。平田会長は「買い物客も安心できるし、事業者からも『助かる』と感謝された」と話す。
ときわ町と澄川町の事業者で構成する西彩笑店会(佐渡哲司会長)も毎年7月に多くの地域住民を集めて夏祭りを開いているが、今年は中止を決定。錦岡地区商店会の取り組みを参考に、会員62事業者にマスク30枚と除菌スプレー1本を配布する計画だ。ウイルス流行が長期化した場合、第2弾の対応策も検討する方針。佐渡会長は「収束に向けてはこれからの1~2カ月が大事。飲食店は売り上げが減っているが、今は耐えて頑張りたい」と話している。
















