苫小牧市は11日から、新型コロナウイルス感染症の緊急対策で全国民に一律10万円を給付する「特別定額給付金」の申請受け付けを始めた。感染を予防するため、郵便またはICチップ入りマイナンバーカードによるオンライン方式を推奨しているが、市役所の窓口に直接書類を持参する市民も少なくない。
初日の11日は、市役所9階の市緊急経済対策給付金室に申請書を手にした市民が数多く集まり、早々に順番待ちの列ができた。窓口では「記入方法が分からない」「申請書はいつ届くのか」などと担当職員に尋ねる姿も。市内汐見町の女性(82)は「ウイルス感染への不安はあったけど、書き方が分からないので直接相談に来た。給付金は大学に通う孫娘のために使う」と述べ、手続きを済ませると安心した表情を見せた。
一方、給付金に関する市民からの電話相談も急増。市には9、10日の2日間だけで約400件の問い合わせが寄せられている。
給付金の対象は4月27日時点で住民基本台帳に載っている市民全員。市は9日から申請書の郵送を始め、15日までに約8万9000世帯すべてに届く予定。申請期間は8月10日まで。世帯主の口座に世帯人数分が一括で振り込まれる。給付は22日から順次進められる見通しだ。
市の担当者は「感染を防ぐため申請は郵送かオンラインで。通帳のコピーと本人確認書類で運転免許証のコピーなど1点を添付してほしい」と呼び掛ける。問い合わせは市緊急経済対策給付金室 電話0144(32)6266。
















