新型コロナウイルスが猛威を振るい、全国の映画館が休業を余儀なくされる中、苫小牧市本町のミニシアター、苫小牧シネマ・トーラスが存続に向け、支援グッズ販売や道の支援金制度などで映画文化を守ろうと奔走している。
同館の堀岡勇代表によると、ウイルス流行に伴う外出自粛の影響で3月の売り上げは平年比で6割減。4月も道の休業要請で20日から臨時休館し、8割減に落ち込んだ。今月は休業要請期間が今月15日まで再延長され、「先が見えない」と頭を抱える。
現在は行政の支援金制度のほか、若手映画人らが全国のミニシアターを守ろうと企画した、インターネットで資金提供を募るクラウドファンディングの「ミニシアター・エイド基金」を活用。さらに来年6月末まで1作品が鑑賞できる映画券の販売やオリジナル支援グッズ販売(受け付け終了)など自助努力にも取り組む。
同基金にはすでに2億5000万円が集まっているといい、堀岡代表は「苦しい時に何万人も支援に動いてくれたのはすごいこと」と感謝。「映画で育った人の多さだと思う。私自身も映画に助けてもらったので、恩返しのつもりで映画館を続けてきた。今回の危機も乗り越えたい」と決意を新たにしている。
















