苫小牧市民の交流拠点となっている公共施設の休館が一部を除き、17日まで延長している。新型コロナウイルスの感染者が広がり、政府が緊急事態宣言の期間を延ばしたためだが、再開を待っていた施設運営者や市民からは不透明な先行きに不安の声や前向きに受け止める意見などが出ている。
沼ノ端コミュニティセンターは例年5月から始まる市民向け講座について、臨時休館の長期化を踏まえ、開講時期を6月以降に繰り下げた。守山聖子館長は「18日に再開できる確証はまだない」とし、休館がさらに延びた場合は「中止講座も出てくる」と話す。
JR苫小牧駅に隣接するまちなか交流センター・ココトマは現在約10人のスタッフの半数が自宅待機中。筒井愛美館長代理は「スタッフの不安も高まっている。予定通りに再開してほしい」と語った。
アブロス日新温水プールは現在パート従業員が自宅待機、社員は週2~3回の出勤。津谷敬太館長(34)は再開後の利用減を懸念するとともに「水泳教室の生徒たちの泳力低下なども心配」と述べる。
公共施設でほぼ毎日練習していたという小中学生23人が在籍する卓球クラブ「北海道菊卓会」。菊池吉幸代表(73)は「選手たちの安全を考えれば仕方がない」と一定の理解を示すが、選手らのモチベーション維持に課題があるとし「目標を見失わずに頑張ってほしい」と呼び掛ける。
一方、利用者側の市民からは前向きな意見も挙がる。
音楽やオカリナ、ギターなど幅広いサークルに所属する明徳町の無職、村山幸江さん(71)は「不便というより、体を動かせる場所がないのが寂しい」とし、「散歩や読書などの楽しみを見つけて利用再開を待ちたい」と話した。
コミセンで柔軟体操や筋力アップのトレーニングサークルに通う花園町のパート従業員、佐伯依未さん(50)は「先月は1回参加しただけでまたすぐ休館になった。楽しみにしていたので残念」と早期の再開を願う。
長生大学の民謡サークルに所属する有明町の大井正美さん(77)は自宅や海岸で民謡の練習にいそしむ。「絵画にも挑戦中。プラスに考えて生活を豊かにし、再開した時によりよい時間を過ごしたい」と前向きな姿勢を見せた。
















