苫港利促協 小口混載コンテナ輸送支援事業、今年も始まる

苫港利促協 小口混載コンテナ輸送支援事業、今年も始まる
シンガポール向けのコンテナに冷凍水産品などを積み込む苫小牧埠頭の従業員

 小規模貨物を苫小牧港でまとめ、海外へ海上輸送する「小口混載コンテナ輸送支援事業」が今年度もスタートした。サービスの定着に向け、苫小牧港利用促進協議会が事業者を公募し、2019年度に始めた補助事業。16日に道産ホタテなどを積んだ第1便が苫小牧港を出港し、シンガポールに向かった。

 道による道産農水産物の輸出拡大に向けた取り組みが進む中、温度管理可能な冷凍、冷蔵(リーファー)コンテナを使用した小口混載コンテナの輸送を支援する事業。今年度の支援事業者には苫小牧埠頭とナラサキスタックス、栗林商会苫小牧支社が選ばれた。

 このうち、苫小牧埠頭は14日午後、西港勇払埠頭(ふとう)の倉庫で、従業員らが冷凍ホタテや貝柱などを段ボール59箱分、20フィートコンテナに詰め込んだ。同社は昨年度に続き、シンガポール向けの小口貨物の輸送サービスを展開。担当者は「昨年に比べ認知度が高まり、多方面から問い合わせが来ている」と手応えを語る。

 ナラサキスタックスは昨年に続き、台湾の基隆港に向け、21年3月まで月1回のサービスを実施する。

 今年度、初参加の栗林商会苫小牧支社は、8月から香港への道産品輸出に取り組む。これまでは大口貨物として冷凍野菜や乳製品、酒類などを扱ってきたが「ニーズがあれば8月より前に事業を始めたい」と話す。

 同協議会によると、19年度に同事業を利用して海外(台湾、シンガポール、マレーシア)に輸送した貨物は段ボールで2704ケースに上ったが積載率は最大で49・5%。平均で10%台にとどまり、周知不足や貨物不足時に事業者の負担が大きいことなどが課題となっている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る