ヒメマスのふ化増殖事業を手掛ける千歳の支笏湖漁協が、来月の放流に向けて稚魚のひれを切る作業をふ化場で進めている。漁獲時に放流年を識別するためで、作業員が小さなはさみで手際よく片方の腹びれを切除。湖に放流する6月半ばまでの間、約18万5000匹を対象に行う計画だ。
今年は18日に作業をスタート。例年は8人で行うが、新型コロナウイルスの感染拡大防止で3密(密閉・密集・密接)を避けるため5人に縮小した。
昨秋に採卵し、今年1月にふ化した稚魚たちは現在、体長5センチほどに成長。麻酔薬を混ぜた水に入れて動きを鈍らせ、作業員が手のひらに載せてはさみで丁寧にひれを切り落とした。カットする部位は毎年変えており、釣り上げた時や秋に捕獲した際に放流年が識別できる。魚の泳ぎに支障はないという。
毎年餌となるプランクトンが増え始める6月半ばに放流しており、同漁協は「今年も病気などの問題もなく元気に成長した」としている。
















