ふるさと納税過去最高 苫小牧市19年度 4億6200万円 返礼品の紙製品根強い人気

ふるさと納税過去最高 苫小牧市19年度 4億6200万円 返礼品の紙製品根強い人気

 2019年度のふるさと納税による苫小牧市への寄付額は18年度比73%増の4億6200万円(速報値)で、過去最高額となった。返礼品の紙製品人気が根強く、20年度に入っても、順調に寄付額を伸ばしている。

 市によると、130点余りの返礼品の中でも、大手製紙工場を抱える「紙のまち」をアピールするトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品がダントツの1番人気。「希望する返礼品の8割以上を占めている」(市政策推進課)。ボックスティッシュ60箱、トイレットペーパー96ロールなど大量に届くのが好評で、リピーターが多い。

 19年度は2月下旬、新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパー不足になる―とのデマが広がり、各地の店舗で一時的に紙製品が品薄になったことで再び注目された。寄付は急増し、3月だけで6800万円に達した。

 各自治体のふるさと納税をPRする民間ポータルサイトに寄付者から「コロナの影響もあって、トイレットペーパーが手に入りにくい時期にありがたかった」などと続々と感謝の言葉が寄せられた。

 20年度も4月の寄付額は前年度同期比2・3倍の約4100万円と好調。返礼品の一層の充実や新たなポータルサイト参加などを検討している。地方創生に取り組む自治体に寄付した企業が税制優遇措置を受けられる「企業版ふるさと納税」の導入に向け、実現の鍵となる市外企業の協力を要請中。「苫小牧や地場産業のPRにつながるように工夫を続けていきたい」(同課)としている。

 ふるさと納税は、居住地とは別の自治体に2000円以上を寄付すると、所得税や住民税から一定の控除が受けられる仕組みで08年度に国が創設。近年、自治体間で寄付集めの返礼品競争が過熱し、国は昨年3月に改正地方税法を成立させ、返礼品について「調達費が寄付額の30%以下の地場産品」などの規制を講じた。

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