新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、苫小牧市は10月に予定されている国勢調査の調査員確保に苦慮している。募集期限を当初の15日から31日に延長したが、27日時点で約240人が不足している。当初応募した調査員が感染を警戒し、辞退を申し出るケースも出ている。
10月1日を基準日とし、5年ごとに実施される国勢調査。必要な調査員数は、各自治体の世帯数に応じて決まるが苫小牧市では近年、世帯分離などを背景に世帯数が増加傾向にある。このため、前回2015年の調査時よりも60人多い1084人を必要としている。
調査員が各家庭を訪れ、調査票を居住者に手渡し、回収するのが作業の基本のため、今回は新型コロナ感染を心配する声が少なくないという。
市は前回調査員を引き受けた人に協力依頼の文書を送付したが、市政策推進課の担当者は「新型コロナを理由に『今回は辞退したい』という人が多い」と明かす。
そうした実情を踏まえ、総務省は現在、調査票を直接配る従来の対面方式を見直す方針。調査員が趣旨説明をインターホンやドア越しに行い、関係書類を郵便受けに投函する新たな手法を検討している。回答も原則、郵送かインターネットで求める方向で調整しているという。
調査員は20歳以上が対象。1調査区(50~80世帯)の担当で約3万8000円の報酬が支払われる。
市は市役所1階に、調査員募集のチラシなどを用意したPRコーナーを開設しているほか、調査員が足りない地域を精査し、関係団体に協力を要請している。
申し込みは、はがきまたはインターネットで受け付けている。問い合わせは市政策推進課(統計担当) 電話0144(32)6042。
















