新型コロナウイルスの影響で、世界的に新車需要が低迷する中、苫小牧市内の自動車部品製造大手、トヨタ自動車北海道(勇払)とアイシン北海道(柏原)は6月、毎週金曜日を工場非稼働日とする。いずれも親会社と連動した対応。「コロナ後」を見据えて雇用を維持し、生産量が回復すれば休日を稼働日に振り替える方針だ。道の休業要請解除などで経済が動きだそうとする中、コロナ収束がなかなか見通せない厳しい現状が浮き彫りとなっている。
両社は今月、毎週金曜日の5、12、19、26日を生産ラインの非稼働日とし秋以降に生産量が回復すれば、本来休みの土曜日などを稼働日とする「カレンダー振り替え」とする。
経営管理などの事務部門は出勤日の位置付けだが、年休取得を促して対応する予定。両社は基本毎週月~金曜日に工場を稼働し、土、日曜日は休む「完全週休2日制」を敷いている。
新型コロナの影響が自動車生産に大きな打撃を与える中、トヨタ自動車(愛知県)は5月から、全完成車工場で毎週金曜日を非稼働日にし、系列会社の仕入れ先にも影響が及んでいた。
トヨタ北海道、アイシン北海道はいずれも5月、大型連休前後の1、11日の2日間を非稼働日としたが、金曜日は生産ラインの稼働を続けてきた。
トヨタ北海道は2月から中国向けを、4月から海外各地向けをそれぞれ減産。約3400人規模の従業員数は維持しつつ、5月12日から昼夜2交代制の生産ライン一部を、昼稼働のみにするなどしていた。生産ラインの改善などを続けているが、「コロナは先が見通せず、厳しい状況が続く」と説明する。
アイシン北海道も親会社のアイシン精機(同)と連動し部品製造は4月が約3割減、5月はほぼ半減。同月は18~31日に生産ラインの3分の1強を止め、従業員約460人のうち約110人を手当を支払って休業させる「一時帰休」とした。6月も生産ラインの約3割を休止し、従業員約90人を一時帰休させる方針で、担当者は「生産は戻りつつあるがまだ厳しい」と話した。
















