道央自動車道苫小牧中央インターチェンジ(IC、仮称)=苫小牧市高丘=の建設工事が2020年度内の完成に向け、着々と進んでいる。事業主体は道で、一部を東日本高速道路(ネクスコ東日本)に委託。新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念されたが、現時点で工事の進捗(しんちょく)に目立った影響は出ていない。引き続き感染防止対策を徹底させながら、早期の利用開始を目指す。
苫小牧中央ICは、苫小牧東ICと苫小牧西ICのほぼ中間に位置。国道276号と本線を結ぶ延長1・2キロ(幅員14・5メートル)の連結道路などを整備する。
完成すれば、市内の2次医療機関が立地する中心部や苫小牧港とのアクセス性が大幅に向上。広域医療の連携強化や物流の効率化はもちろん、観光への波及効果も期待される。
事業費は約31億円で、道と国で50%ずつ負担。16年、事業着手に必要な「連結許可」が国土交通省から通知され、用地買収や調査設計などを経て17年8月、本工事に入った。
建設現場では掘削した土砂を運び出しながら、用地を造成する作業が続く。運搬した土砂量は19年度末までに約39万立方メートルに上り、最終的に搬出する土砂量(50万立方メートル)の78%を処理した。
造成工事が終わる夏頃からは、道路ののり面に芝生を敷き詰める補強工事など舗装工事が本格化する。
高速道路本線をまたぐ橋梁(きょうりょう)については18年に着工し、19年度までに完成済み。ネクスコ東日本が担う料金所や重機車庫の建設、本線を挟んで南(市街地)側の連結道路やのり面などの整備も「順調に進んでいる」(同社広報課)。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、工事は現場作業員の間隔確保など感染予防に気を配りながら進められているが、室蘭建設管理部の担当者は「今のところ、新型コロナは工程にほぼ影響を与えていない。計画通りに工事は進んでいる」と強調。「舗装工事の施工計画を作成し、資材の手配に入った。早期完成を目指す」としている。



















