苫小牧市は、2019年度建設工事の発注実績をまとめた。発注総額は18年度比5・6%減の140億8737万円となり、5年連続で100億円台を維持した。地元発注率は3・2ポイント増の94・8%。20年度の発注総額については、計画ベースで80億円台となる見通しだ。
19年度の建設工事の発注は、295件(延べ401件)。老朽化した公共施設の建て替えなどの関連工事が集中した。
消防署日新出張所の現地建て替え(今年3月完了)を実施したほか、緑小学校の校舎・体育館の新設に伴う旧校舎や旧体育館の解体、東小・東中の各校舎改築などの学校関連の工事が相次いだ。市営住宅の改修工事などもあった。
地元企業への発注額は18年度比2・3%減の133億4850万円で、地元発注率は3・2ポイント増の94・8%。大規模な工事で地元に入札参加資格を持つ業者がおらず、市外の業者が落札するケースが減った。地元発注率は、4年連続で90%台をキープした。
業者別の発注額では、発注総額の64・4%を上位30社で占めた。1位は菱中建設(本店・苫小牧)=発注額12億6857万円=。岩倉建設(同)=8億5927万円=、盛興建設(本社・苫小牧)=8億4272万円=が続き、トップ3に変動はなかった。
20年度の建設工事の発注計画は、総額で84億2254万円を見込む。日新団地の市営住宅新築、清水小体育館の改築、東小・東中と緑小の各外構整備工事、旧心身障害者福祉センターの解体などを予定している。
新型コロナウイルスの感染拡大が地域経済の多方面に影響を及ぼしているが、市契約課は「現状では業者側から資材調達が難しいといった話は出ておらず、予定通り進むと考えている」と説明。その上で「コロナの影響が長期化すれば状況が変わる可能性もある。情報収集に努め、適切に対応する」としている。
















