駒大苫高チア リーディング部 4月から指導者不在、上級生が下級生指導

駒大苫高チア リーディング部 4月から指導者不在、上級生が下級生指導

 道内で強豪とされる駒大苫小牧高校チアリーディング部の女性顧問が今年3月末で退職し、同部に所属する生徒が専門的な競技指導を受けられない状況に陥っていることが苫小牧民報の取材で分かった。現在の顧問は競技経験がなく、専門体育の授業は上級生が下級生に指導している。学校側は「新たな指導者を探している」としており、指導者不在を知らされていない保護者には「これから説明したい」と話している。

 チアリーディング部は、全国屈指の知名度と実績を誇るアイスホッケー部や男子硬式野球部などと同じ専門科目対応の体育局に名を連ねる。ほとんどの部員は総合進学コース体育系に所属しており、毎週月曜、水曜、金曜に2時間ずつ「専門体育」の授業で競技指導を受けられることになっていた。

 退職した女性顧問は関東地方の高校や大学で各種全国大会の出場経験があり、3年前から同校に勤務。チア部の顧問として精力的に選手を発掘し、2年前から30人規模で部活動を進めていた。一身上の都合で3月末の退職が決まり、同20日に同顧問から2、3年生部員への説明は行われた。ただ、4月から顧問を務める教員は競技経験がなく、専門指導はできない状態が続いているという。

 退職した女性顧問からの誘いで同校に進学した部員の保護者は「辞めるとは思っていなかった。専門教員がいない状態を知らない保護者もいるはず」と指摘。別の保護者も「全国大会に出たいという思いで子どもたちは頑張っているので今後が不安」と語る。

 同校の笹嶋清治校長は取材に対し「生徒の不利益にならないよう、同部OGなどに外部コーチのお願いもしている」と説明。部員の保護者に対しては「新型コロナの関係で説明が難しい状況だった。これからしっかり責任を果たしていく」と述べている。

 チアリーディング部は計8回の日本選手権大会出場をはじめ、大学や社会人チームも参加した北日本フェスティバル総合優勝、北海道高校大会連覇などの実績を持つ。また、日本文理大や日本体育大など強豪校にも選手を輩出。昨年度は8月の日本選手権(東京都)ディビジョン1高校部門で予選に当たるフライデートーナメントを初突破し、悲願の本戦出場。11月の北日本フェス(札幌市)では高校部門連覇を達成している。

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