都市総合開発・シンコースポーツ北海道コンソーシアムが今年度から、安平町スポーツセンター=早来北進=の指定管理者となった。期間は2025年3月までの5年間。これまでの実績を生かしたプールやトレーニングルーム、教室などのプログラムを充実させることで利用者の満足度アップを図ると同時に、同共同事業体としては初めてとなるスケートリンクの運営にも携わる。
同センターはこれまで町教育委員会が管轄し、別の業者に委託管理していた。今回の指定管理者選定に当たり、利用者サービス向上のための世代別スポーツ振興や健康増進の取り組み、空きスペースを活用した事業展開のほか、近隣市町をはじめとする全国各地の施設を指定管理している実績などから、安定的かつ効率的な運営が期待できる―として、苫小牧の都市総合開発と札幌のシンコースポーツ北海道の共同事業体を指名した。
都市総合開発の安達一幸総括責任者は、苫小牧市総合体育館やアブロス日新温水プールなどを指定管理する実績から「ノウハウを生かせるという部分と、アリーナ(スケートリンク)は新たな挑戦として幅を広げることになる」と説明。同センターについて、「興味を持っている人は十分いると思っている。こちらがどんなメニューを提供できるか、いかに求めているものに応えられるか」と話した。指導員でもある石井雅美主任は「今までやってきたウオーキングやアクアビクスを中心にしながら、もう少し子ども向けの取り組みを拡充していきたい」と構想を練っている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月から2カ月間はほぼ開館できていない。今月もまだプールしか開放できていないが、安達総括責任者は「来てくれる人の満足度を上げていきたい」と意気込む。宮越仁館長は「感染症対策を講じながらトレーニングルームも7月から開けられたら。スケートリンクは8月、教室なども8月か9月にはできれば」と希望を語った。

















