苫小牧造園協同組合、苫小牧市、胆振総合振興局森林室は、苫小牧市内の公園樹や街路樹を製材し、市民の協力で完成させた木製復興ブロックを胆振東部地震で被災した厚真、むかわ、安平の3町に寄贈する。町内のこども園で、子どもたちに木の質感やぬくもりを感じてもらう考えだ。
ブロックは縦14センチ、横5・5センチ、厚さ2センチの直方体。アオダモ、ハルニレ、ヤチダモ、イヌエンジュの4種類の材を使用している。いずれも市内の公園や街路樹の管理を市から請け負う同組合が、枝が道路標識を隠したり、交差点の角に生えて死角を生んでいたりした木を伐採し、市が材を保管していた。
身近な木材を使い、3町の子どもたちを元気づけ、復興の後押しをしようと始めた取り組み。北海道森と緑の会から支援を受け、製材はいずれも厚真町内の大浦木工場とNPO法人あつま森林(もり)むすびの会が手掛けた。
製材した板2400枚を用意。同組合が管理する市サンガーデンなどでブロックと紙やすりを張り付けた板を用意し、角を丸くするよう訪れた人にやすりがけへの協力を呼び掛けた。昨年8月以来、1000人近い市民が参加し、今年2月下旬に完成した。
その後、新型コロナウイルスが流行し、感染拡大防止の観点から寄贈の時期を調整。9日と10日に関係者が3町を訪問し、認定こども園で使ってもらうため贈呈する予定だ。
取り組みの中心となった同組合の樹木医、後藤暁子さんは「子どもたちが木のぬくもりを感じ、少しでも樹木に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。
















