6月9日は「ロック(錠)の日」―。苫小牧署が小まめな施錠などを呼び掛ける取り組みを進めている。鍵の業界団体が制定した日に合わせた防犯啓発活動。新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言の解除などで外出機会が増え、空き巣のリスクが高まるとして複数の鍵の取り付けと確認を推奨している。
苫小牧署によると、2019年の管内1市4町の侵入窃盗認知件数は134件。空き巣が54件で最も多く、このうち26件は無施錠か不明。また、家人が在宅中に侵入する「忍び込み」も14件あり、全体の半数が戸建てや共同住宅で起きたという。
一方、今年は新型コロナによる外出自粛で在宅率が高かったこともあり、侵入窃盗件数は5月末現在で前年同期比24件減の30件。このうち空き巣は20件減の5件、忍び込みは発生していない。
同署生活安全課の菊地淳一係長は、緊急事態宣言の解除で外出機会が増えていることや気温の上昇で窓を開けたまま就寝する機会などが増えると指摘。侵入窃盗の危険性が高まるとして警戒を強めるよう呼び掛ける。
同署では管内のパトロール強化など防犯活動を強めているが、市民による自衛策も重要と強調。施錠確認や複数の鍵の取り付けをPRしているほか、敷地内の整理整頓やセンサーライトの設置、郵便物や新聞の定期回収、近隣住民との交流などを挙げる。
菊地係長はまた、「住宅の窓や車庫のシャッターを必ず閉めるなど、普段から防犯を心掛けることで被害を未然に防ぐことができる」と注意を促している。
「ロックの日」は日本ロックセキュリティ協同組合(東京)が年に1度、家の鍵を見直すなど防犯意識を高めてもらう狙いで01年に制定した。
















