苫小牧市立中央図書館はインターネットを利用し、自宅のパソコンやタブレット端末で本が読める「電子図書館」の利用促進を進めている。図書館の利用登録があれば新規のID登録は不要で、ネット予約などで使うパスワードを事前設定しておけば誰でも利用できる。7000冊以上の蔵書を閲覧可能で、手軽さをPRしながら積極的な普及を図る考えだ。
電子図書館は書籍をデジタルデータ化し、インターネットを通じて貸し出す仕組み。期限を迎えると自動返却され、図書館へ足を運ばずに検索と閲覧、返却ができる。苫小牧中央図書館では2014年10月に運用を開始。年間の貸し出し冊数は延べ300~500件で、直近の19年度は同460冊だった。現在所蔵している電子書籍は19年度末時点で7707冊に上る。
市内の文化施設として多くの市民が利用する図書館だが、新型コロナウイルスのまん延で3月上旬から5月下旬にかけて断続的に臨時休館。国や道の外出自粛要請で自宅で過ごす時間が増え、市民から再開時期の問い合わせが増えたという。
電子図書館はこれまで、図書カウンターでIDとパスワードを設定する手続きが必要だったが、新型コロナによる影響などを踏まえ、利便性向上が必要と判断。今月3日から、通常の図書貸し出しに必要な利用カードの10桁の数字をIDに使えるようシステムを変更。インターネット図書予約時に入力するパスワードを事前設定することで、新たな手続きをせずに電子図書館を利用できるようにした。
担当者は「ID取得が面倒で利用したことがないという市民が多かった。簡単な手続きに変えたので積極的に活用してほしい」と話している。
















