道の長橋聡アイヌ政策監は15日、開業時期が未定のアイヌ文化発信拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(白老町)の誘客施策について、「当面は道内客を中心に、その後は観光需要の回復に応じて道外、海外の方々へと段階的に取り組みを拡大していく」との姿勢を示した。道議会環境生活委員会で赤根広介氏(北海道結志会)の質問に答えた。
長橋政策監は「まずはウポポイ周辺地域、人口の多い札幌圏、夏休み前はファミリー層を対象にするなど局面に応じた的確なPRを行う」と説明。さらに16日開会の定例道議会に補正予算案として提案する「道内旅行商品割引(どうみん割)」なども使用し、「観光需要を喚起するキャンペーンも効果的に活用したい」と強調した。
また、赤根氏はウポポイの開業時期について「7月11日開業という一部報道もあった。国からどのような相談を受けているのか」と迫った。遊佐貴志象徴空間担当局長は「国は新型コロナの感染状況や専門家の意見などを踏まえ、開業時期を検討している」と説明。道としては「ウポポイにおいて『新北海道スタイル』を実践するとともに、7月から道内の観光需要喚起のためのさまざまな事業を実施することを踏まえ、開業時期は適切に判断してもらいたいと国に伝えている」と述べた。
ウポポイ開業は当初4月24日を予定していたが、コロナ禍で5月29日に延期し、さらに再延期されている。緊急事態宣言解除を受け、9日から14日まで町民向けの内覧会を開催。現在、政府が開業日程の最終調整を進めている。
















