「力強く心に響いた」 向田邦子作品朗読会

「力強く心に響いた」
向田邦子作品朗読会
熱のこもった朗読に耳を傾ける来場者

 苫小牧市の朗読サークル「花音の会」と、胆振や日高で活動する朗読ユニット「璃音」は9日、編集者や放送作家、脚本家として活躍した故・向田邦子さんの作品を朗読するイベント「向田邦子を読む」を市立中央図書館で開いた。

 亭主関白の風潮が根強かった昭和時代、女性としての意思や世界観をたくましく発信した向田作品の魅力を語り継ごうと企画。市民ら約40人が来場した。

 花音の会の石山ひろ子代表(83)が「花の名前」、璃音の村田ひろ美代表(64)は「だらだら坂」、大住千佳子副代表(64)は「はめ殺し窓」を朗読した。いずれも男女や夫婦関係をつづった内容で、パートナーには見せない「女の顔」をリアルに読み上げた。

 だらだら坂では、登場人物の男性が浮気している女の家を訪れた際に語った高圧的な言葉を役に成り切って表現。来場者は共感したり赤面したり、さまざまな表情を見せていた。

 市内美園町の境ひとみさん(71)は「向田作品は男女の重い関係をシビアに表現している。力強い朗読で心に響いた」と振り返った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る