苫小牧市内で子ども食堂を運営するNPO法人寺子屋こどもの未来の山川貢代表(61)が、現代の子どもたちが置かれている状況を描いた絵本「~こども食堂便り~こどものなみだ」(A5判横開き、23ページ)を執筆した。経済的な困窮や養育怠慢(ネグレクト)などで、人知れず涙を流している子どもが身近にいることを多くの大人に知ってもらいたい―という思いが詰まった一冊だ。
絵本には、山川さんが市内や札幌、東京などで見聞きした事例を紹介。親からもらった100円だけでは消費税分が払えず、パンを諦めて30円の駄菓子と公園の水で空腹を満たす子や家族団らんを経験したことがない子、1週間以上風呂に入れずいじめられている子など、14のエピソードを取り上げた。
東京在住の現代アーティスト山花美游さんがイラストを担当し、群馬県の井上出版企画が4月末に2000部を発行した。
山川さんは「新型コロナウイルスの影響でこうしたケースは以前よりも増えているはず」と指摘。「子どもは未来そのもの。今の問題に関心を持ち、自分ができることを実際に行動するきっかけになれば」と話す。
価格は800円。苫小牧市内ではしんどう書店3店舗で扱っている。
















