国際交流拠点構想実施計画年度内策定へ 23日、地元産業界と初会合 苫小牧市

国際交流拠点構想実施計画年度内策定へ 23日、地元産業界と初会合 苫小牧市

 苫小牧市は、国際交流拠点構想実施計画の2020年度内の策定を目指している。市の成長戦略である国際リゾート構想の具現化へ、新千歳空港周辺を訪れる国内外の観光客らを中心市街地などに誘客させる方策を探る計画。策定に向け、地元産業界とまちの国際化について意見を交わす初会合を23日に開く。

 同計画策定の事業費として、市は1500万円を計上。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致などを見据え、国際交流を軸とした都市再生の青写真を描く。策定業務の一部はあずさ監査法人(東京都)に委託し、世界的建築家の隈研吾氏も参画する。

 策定に当たり、三つの検討組織を設置。その一つ「次世代に向けた産業ビジョン検討会(仮称)」の初会合が23日に開かれ、事務局は市と苫小牧商工会議所、苫小牧観光協会が担う。

 構成メンバーには苫小牧埠頭、苫小牧港開発、苫小牧港管理組合、株式会社苫東、北海道エアポート(千歳市)が参加。新千歳空港と苫小牧港を抱えるダブルポートのまちとしての優位性、魅力向上、新産業誘致に向けた官民の取り組みなどを議論する予定。

 このほか、中心市街地のにぎわい創出などをテーマに地元の商店、飲食店関係者、学生、市内在住外国人で話し合う「まちづくり検討会議(仮称)」を月内に開催。7月以降に東京で開く「エリアコンセプト会議」には隈氏もメンバーとして加わり、国際的な視点で交流人口増加の方向性を検討する。

 三つの検討組織の取り組みを通じ、民間投資の可能性も意識した都市再生プランを練り上げる。

 同計画にはエリアコンセプトとして、「JR苫小牧駅前の中心街」「文化発信の複合施設・市民ホール(仮称)」「ウオーターフロント(港・水辺)」「ナイトエンタメ(飲食)」の4点を切り口にまちの現状分析や新たな事業展開などを盛り込む。21年度以降の事業化を視野に入れている。あずさ側から新型コロナウイルスの影響を踏まえた議論の提案もあるといい、市国際リゾート戦略室は「『コロナ後』のまちづくりにも役立つ計画を目指す」としている。

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