道南バス(長谷川義郎社長)は23日、2020年3月期決算を公表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月以降、利用客が激減し、純損失は前期比1億8500万円減の1億7300万円となり、8期ぶりの赤字となった。
売上高は前期比2億1600万円減の44億300万円。内訳を見ると、「乗合運送収入」が1億5700万円減の29億9200万円。1月まで中国客を中心に訪日外国客が前年度を上回るペースで推移したが、新型コロナの影響で急ブレーキ。都市間バスや各地域の生活路線の利用が落ち込んだ。
修学旅行や団体、ツアー客の貸し切りバスの予約キャンセルも相次ぎ、「貸切運送収入」も5700万円減の9億3500万円となった。
営業損失は、2億200万円(前期は200万円の赤字)だった。
同日、室蘭市内で開かれた定時株主総会と取締役会で役員の増員を決定。新たに常勤取締役として木村徹也統括部長兼安全輸送部長が就いた。常勤取締役はこれまで長谷川社長1人だったが、2人体制とし、木村取締役は営業、安全、労務を主に担う。
長谷川社長は、コロナ禍で4、5月も打撃が大きいと指摘。「今は耐える時期。7月に白老町で開業するウポポイ(民族共生象徴空間)を起爆剤に集客に向けたPRを進め、公共交通も守りたい」と話した。
















