苫小牧樽前小学校(中嶋清人校長、20人)は9日、来年度の入学・転入希望者を対象に特認校授業公開を行った。市内外から4組の親子が参加し、少人数指導の授業などを熱心に見学した。
同校は市内に住んでいれば校区外からでも通学できる特認校。地域住民との交流やシイタケ栽培など自然を生かした体験学習、小規模校ならではの学年を超えた支え合いが特色。7月には建設費約15億円をかけた新校舎が完成。普通教室に市内初のエアコンを設置し、大自然を間近で感じられる大窓や地元デザイナーが設計した内装もある。
同日は、教室を半分に仕切って前と後ろに黒板を置き、学年の違う児童が背中合わせに座って学ぶ「複式学級」の授業を公開した。その後、体育館で児童たちが「お店集会」を開催。受け付けにリングプルかペットボトルキャップを渡すとゲームができる仕組みで、参加者は手作りのボウリングや同校に関するクイズなどを楽しみながら在校生と親睦を深めた。
美原町から見学に来た女児の母親は「娘が自然豊かな樽前小に興味を示し、以前も見学に来たことがある。現在5年生で、小学校最後の1年は本人の意思次第で転入を決めるつもり」と話した。高丘から訪れた一家の母親は「少人数指導は子どもの理解を深められて非常に魅力的」とし、年長児の息子(6)は「上級生が優しくて学校もきれい。ぜひ入学したい」と笑顔を見せた。
同校の4月入学者は2021年度が3人、22年度が1人、23年度は0人、24年度は2人と少なく、全校児童数も20年度の32人から減少傾向にある。同校は通年で児童の入学や転入を募集しており、今年度は新校舎建設の影響もあって学期途中から2人が転入した。
















