災害時の連携確認 苫小牧市立病院で大規模地震想定し訓練

災害時の連携確認 苫小牧市立病院で大規模地震想定し訓練
訪れた患者役に症状を聞き取ってトリアージ

 苫小牧市立病院は12日、災害対策訓練を同院1、2階で行った。大規模地震により多数の傷病者が発生した想定で、同院職員ら約100人が参加。連携して素早く的確に医療を提供する流れを確認した。

 訓練は午後5時半に震度6の地震が発生し、同院に多くのけが人が訪れる想定。院内の電気や通信などのインフラ、医療情報システムは正常で、院内に人的被害はないとの条件設定で、参加者には詳細な情報を事前に知らせないブラインド方式で行った。

 2階に人員配置センターを設置し、「軽傷者は緑」「重傷者は赤」など、診療エリアや治療に当たる人員を振り分けた上、玄関エリアで負傷者トリアージ(優先度の選別)を展開した。

 負傷者役14人が次々と訪れる中、職員は「お名前、言えますか」「どこが痛いですか」などと聞き取り、症状に合わせて各エリアに搬送。医師や看護師が模擬検査や治療を繰り広げた。

 災害対策本部を設置して情報を管理するなど、有事を見据えてきびきびと訓練し、桐木賢事務部次長は「本部担当はよく対応し、医療従事者もそれぞれの役割を果たしていた。あらゆる想定で災害に対策していく」と話していた。

 訓練は毎年実施。新型コロナウイルス禍では規模を縮小するなど制限していたが、昨年から大規模訓練を再開している。

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