金沢氏 自公の推薦決定 対抗馬、いまだ挙がらず 苫小牧市長選

金沢氏 自公の推薦決定 対抗馬、いまだ挙がらず 苫小牧市長選

 12月1日告示、同8日投開票の苫小牧市長選に向けて、今月9日に立候補を表明した自民党所属の苫小牧市議会議員金沢俊氏(50)に対し、12日までに自民、公明両党の苫小牧支部が推薦することを決めた。金沢氏は、岩倉博文前市長の後継指名を受けたことを追い風に、着々と選挙戦への準備を整えている。一方、対立候補の名前はいまだ挙がっておらず、岩倉市政に野党的立場だった立憲民主、共産各党を中心に、動きが具体化するか注目される。

 金沢氏は14日に事務所開きを行い、選挙公約もその場で発表する予定。金沢氏は「準備にタイト感はあるが、中身に関しては今後やるべきことをしっかりと示して進めていく」と意気込む。金沢氏は14日付で離党し、無所属で出馬する方針で、後援会の大西政春会長は「対抗馬は出てくるものと思って、準備していく」と気を引き締めつつ支援の輪を広げる考えだ。

 また、金沢氏は現時点で議員辞職はしていないが、時期については市議会の最大会派・新緑の会長という立場からも慎重な姿勢。20日までに市議に欠員が生じた場合、補欠選挙が市長選と同日程で行われるが、金沢氏は「(補選に自民党から)立候補できる方がいるのかどうか、市議会のパワーバランスも見極めながら検討する」と話す。

 一方、市長選を巡っては近年、2018年が無風で、22年も岩倉前市長の対抗馬を公党が擁立できず、公党の支援を受けない無所属新人が出馬した経緯がある。このうち立憲民主党は民主党時代を含め、2014年から3回連続で独自候補の擁立を見送っており、立憲民主党苫小牧支部の幹部は「候補擁立に向けて動いているが、今話をできるものは何もない」と述べるにとどめる。

 共産党苫小牧地区委員会も18、22年と2回続けて候補を擁立できていないが、市議の小野寺幸恵同地区委員長は、金沢氏が岩倉前市長の後継指名を受けたことに対し「(政策を)継承するというところでは賛同しかねる」と批判色を強め、候補の擁立を模索する。ただ、現時点で党内から具体的な名前は出ておらず、他党との連携も視野に入れる構え。小野寺委員長は「準備を考えると18日ごろがリミットになる」とし、ぎりぎりまで擁立を探る考えだ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る