第48回苫小牧市中学生主張発表大会が11月30日、市文化交流センターで開かれた。市内15校の代表生徒15人が、社会情勢や日常生活で感じたことへの意見や考えを主張した。最優秀賞には明野中学校2年の野村華鈴さん(14)が選ばれた。
市教育委員会が主催し、市教育委員や市中学校長会会長ら5人が内容や声の調子などを基に審査した。
最優秀賞に選ばれた野村さんのテーマは「弱さから生まれる強さ」で、自身が抱える「吃音(きつおん)」のつらい経験談や支えてくれた母親への思い、同じ境遇で悩む人へのメッセージを発表した。
野村さんは「出場に抵抗はあったが、行動しないと何も変わらないと思った。吃音について理解してくれる人が1人でも増え、同じ悩みを抱える人に勇気を与えられたら」と述べた。
野村さんは、来年予定されている胆振大会に市代表として出場する。
最優秀賞を除く入賞者は次の通り(敬称略)。
▽優秀賞 甲野朝陽(東中1年)長浜瑠々(啓北中2年)▽優良賞 加藤偉翔(光洋中2年)齋藤美空(植苗小中8年)▽努力賞 山脇咲空(緑陵中2年)須藤悠人(啓明中2年)中居杏珠(青翔中2年)久保惺菜(ウトナイ中2年)福井紀子(和光中2年)杉木大和(開成中2年)渋川栞里(明倫中2年)八巻あかり(勇払中2年)垣通凜乃(凌雲中2年)渡邊庵(沼ノ端中1年)。
















