苫小牧市双葉町の住民などでつくるボランティア組織「双葉だけボラの会」のメンバー9人は2日、双葉総合福祉会館で認知症マフを作る活動を行った。手を入れて使う円筒状のニットで、柔らかい感触が認知症の人の気持ちを和らげるとされている。完成品は苫小牧東病院に届けられる。
同会は月に1度集まり、地域のニーズに合わせた奉仕活動を行っている。ニットが活躍する寒い季節になったことから、今月はマフ作りを計画。会員はおしゃべりを楽しみながら、市民有志があらかじめ編んだ円筒形のニットに、握ったり引っ張ったりできる毛糸の球や短いひもなどの装飾を施し、かわいらしいマフを完成させた。
同会は手芸が得意な会員が多く、5月にも市社会福祉協議会を通じて依頼を受け、認知症マフを制作。苫小牧東病院と苫小牧王子総合病院に寄贈し、入院中の認知症患者に利用されている。
















