函館税関苫小牧税関支署がまとめた苫小牧港の貿易概況によると、10月の輸出入総額は前年同月比9・0%増の1311億円6800万円で、5カ月ぶりに前年実績を上回った。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は735億7100万円の赤字だった。
輸出は60・8%増の287億9800万円で、3カ月連続のプラス。魚介類・同調製品は2・3倍の45億2000万円で、香港向けの冷凍ホタテなどが増加。紙・板紙は21・8%増の11億7700万円でベトナム向けが好調。自動車の部分品は6・1%増の69億3400万円で、米国向けは減ったがブラジル向けが増えた。
輸入は0・1%減の1023億7000万円で、3カ月連続のマイナス。市内製油所が4年に1度全装置の運転を止める大規模定期補修工事シャットダウンメンテナンスは9月に終了したばかりとあり、原油・粗油は28・3%減の388億400万円と大幅減。ウッドチップも43・3%減の13億9300万円にとどまった。
















