苫小牧工業高の4人全国へ マイコンカーラリー道地区大会

苫小牧工業高の4人全国へ マイコンカーラリー道地区大会
ゴールまでのタイムを競い合ったマイコンカーラリーの北海道地区大会

 高校生が小型コンピューターを搭載した模型自動車の走行タイムを競う「ジャパンマイコンカーラリー」の北海道地区大会(道高等学校工業クラブ連盟主催)が8日、苫小牧工業高校で開かれた。道内10校から37人が参加し、部門別にレースを展開。苫工高から4人が来年1月の全国大会への切符をつかみ取った。

 マイコンカーは、自作のプログラムで自走する全長30センチ前後の模型自動車。個人戦は、上級者向けの「アドバンス」▽初級者向け「ベーシック」▽車載カメラでコースを読み取り走行させる「カメラ」―の3部門で行われる。

 レースでは共通の(1周)約58メートルのコースが用意され、S字や坂道、車線変更などの障害を乗り越えながらタイムを競った。完走するたびに拍手が湧き起こり、タイム上位の車のスピードに参加者から「すごい」「速い」などと驚きの声も上がった。

 前回大会で3人を全国に送り出した同校は、今年も結果を残した。「アドバンス」は2年の松浦陸斗さん(17)が13秒39、「ベーシック」では3年の田中建成さん(18)が29秒51でそれぞれ優勝。いずれも次点だった「ベーシック」の2年、重吉陸登さん(17)と「カメラ」の3年、飯坂璃音さん(18)との4人で来年1月11、12の両日、岐阜県可児市で開かれる「ジャパンマイコンカーラリー2025全国大会」に出場する。

 同校機械工作研究部の部長としてメンバーを引っ張ってきた飯坂さんは、全国進出を決めるも完走できなかったため不完全燃焼に終わった様子。「カーブやレーンチェンジがうまくいかなかったので(全国大会までに)調整したい」と先を見据えた。

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