苫小牧市は7日、市民会館小ホールでこころの健康づくり講演会を開いた。「ゲートキーパー養成講座基礎編」と「食べる元気は、こころの元気」の2講座を実施し、市民ら約110人が聴講した。
前半のゲートキーパー養成講座は千歳病院(千歳市)の精神看護専門看護師、坂東敬一氏が講師を務めた。坂東氏は「気付き、声掛け、傾聴、つなぎ・見守り―というゲートキーパーの四つの役割のうち、どれか一つでもできればいい」としたうえで「なかでも『気付き』が大切。相手がいつもと違うなということに気付かないと、ほかの支援につなげられない」と訴えた。
後半は、HTBの深夜番組「おにぎりあたためますか」などの出演歴があるフリーアナウンサーの佐藤麻美氏が講師を務めた。番組でコンビニエンスストアの商品開発に携わった経験から、食に関する資格を六つ保有している。
佐藤氏は「長生きのために食生活を大事にしている」と語り、老いにくい食生活7カ条として野菜から食べることや旬の新鮮な野菜を食べることなどを紹介。「朝の果物は金の価値とよく言われるが、食事の前に食べるとより果物の良さを吸収できる」と話した。
















