さっぽろ雪まつり 2月4日開幕 「赤れんが庁舎」登場 大雪像5基 実行委が開催内容発表

大通公園4丁目に設置される大雪像「転生したらスライムだった件」の模型

 本道を代表する冬のイベント「第75回さっぽろ雪まつり」の詳細な開催内容が13日、主管する実行委員会(笹原晶博会長)の会合で決まった。中央区の大通公園に設置される5基の大雪像のデザインも発表。来年7月25日にリニューアルオープンする「北海道庁旧本庁舎~赤れんが庁舎~」の大雪像もお目見えする。まつりは来年2月4日に開幕し、11日まで8日間にわたり開催。国内外の観光客らの目を楽しませる。

 札幌市、札幌観光協会、札幌商工会議所、札幌市教育委員会が主催する伝統の冬のイベント。今年2月に開催した第74回は、新型コロナウイルスの影響で休止していた東区のつどーむ会場を復活させるなど4年ぶりに全面開催。過去最多だった2019年の第70回(273万7000人)には及ばなかったものの、前回比36.5%増の238万9000人が来場した。

 今回も大通、つどーむ、すすきのの3会場で開催。雪像142基、氷像60基の計202基が並び、前回より6基増える。

 メインの大通会場は大通公園の西1~11丁目を使用。大雪像5基のほか、中雪像20基、小雪像104基の計129基が並び、日没から午後10時までライトアップされる。

 大雪像は7丁目のHBC広場に高さ12メートルの「赤れんが庁舎」が登場。1888年に誕生し、1969年には明治洋風建築物としての価値が評価され、国の重要文化財に指定された。年間約70万人が訪れる観光スポットとなっており、現在大規模改修工事が進む。7月25日のリニューアルオープンへ向け、庁舎のシンボルの「八角塔」などを雪で再現する。

 この他、4丁目のSTV広場には人気アニメ「転生したらスライムだった件」(転スラ)、5丁目の道新雪の広場には「札幌へ駆けるサラブレッド」、8丁目の雪のHTB広場には「小樽 銀鱗荘」、10丁目のUHBファミリーランドには「モンスターハンターワイルズ2月28日狩猟解禁!アルシュベルド&オトモアイルー」の大雪像がお目見えする。

 また、これまで札幌市北3条広場(アカプラ)で開催されていた屋外アイスリンクの「スマイルリンクさっぽろ」を大通会場3丁目に移設して開催。すすきの会場は「すすきのアイスワールド2025」として氷像60基が並び、今回は飲食ブースも設け、午後11時までライトアップされる。家族連れで楽しめる、つどーむ会場には中雪像1基、小雪像12基を設置。人気の巨大滑り台、スノーチューブスライダーもお目見えする。

 実行委では、来年1月7日に大通公園で雪輸送開始式を実施。本格的な雪像造りに入る。

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