ウトナイ小6年柴田さん コンクールで緑化標語が最高賞

ウトナイ小6年柴田さん コンクールで緑化標語が最高賞
賞状を手にする柴田さん

 公益社団法人北海道森と緑の会(札幌)が主催する「2024年度緑化活動啓発作品コンクール」の標語の部で、苫小牧ウトナイ小学校6年の柴田夏帆さん(12)の作品が最高賞の北海道知事賞に選ばれた。

 緑化活動への関心を促すコンクールで、道内の小中学生、高校生から緑に関するポスター原画と標語を募集。標語の部には14校から467作品の応募があった。

 柴田さんの作品は「聞かせたい 木々ゆれる音 未来でも」。豊かに木が生い茂る森林の様子を「木々ゆれる音」と表現し、豊かな緑を未来に残さなければならない―という気持ちをしたためた。

 幼い頃からウトナイ湖の自然や近所の公園に茂る木々や草花を見て育った柴田さん。世界各地で森林伐採が進んでいる現状を知り、「森林は私たちの生活に関わる大切な存在。見てると癒やされるし、大切に守りたい思った」と語る。

 月に2冊ほど小説を読むなどし語彙(ごい)力を磨く柴田さんは「標語は伝わりやすい言葉や表現を意識して作った」と言う。

 今回の受賞については「思い出になれば―と軽い気持ちで初めて応募したので驚いた」と笑顔。「標語が一人でも多くの人が緑を大切にするきっかけになれば」と期待を寄せた。

 柴田さんの標語は同会が発行する2025年度の「緑の募金」のポスターやチラシに採用される。

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