次期衆院選 10区含め自民と協議 大会で新代表に佐藤氏 公明党道本部

次期衆院選 10区含め自民と協議 大会で新代表に佐藤氏 公明党道本部
新代表に就任し、次期衆院選の対応を記者団に語る佐藤衆院議員=14日午後、札幌市北区

 公明党道本部は14日、札幌市内で第13回大会を開き、10月の衆院選道10区(空知・留萌管内)で落選し、11月に道本部代表を辞任した前衆院議員の稲津久氏(66)に代わる新代表に、佐藤英道衆院議員(64)=比例代表道ブロック、5期目=を選任した。大会終了後、記者団の取材に佐藤新代表は次期衆院選について「道内では小選挙区1議席、比例1議席の公明党で2議席の勝利を目指す」と強調し、稲津氏が不出馬を表明している道10区の対応は「10区も含め北海道には12小選挙区がある。自民党と胸襟を開いて今後、選挙協力の在り方を十分検討していきたい」との姿勢を示した。

 道10区は自公の選挙協力の象徴区。大会に来賓として出席した自民党道連の中村裕之会長(衆院議員)はあいさつで「自民党本部から北海道の12小選挙区の支部長(次期衆院選候補予定者)を選任するよう通知が出ている」と説明。自民は10月の衆院選の道内12小選挙区で3勝9敗(10区の公明の1敗含む)と大敗したことも挙げ、党勢立て直しへ向け「佐藤新代表が決定した本日から早速、自公の協議を始めていきたい。公明党の考えを大切に進めていく」と述べた。

 大会では、党本部の山口那津男元代表、来賓の鈴木直道知事、道経連の藤井裕会長らが道本部にエールを送った。衆院選の総括や、来年の道内地方選、東京都議選、参院選を「反転攻勢の戦い」と位置付けた運動方針を決定した。

 新役員人事も承認され、阿知良寛美幹事長を再任。幹事長代行ポストが新設され、苫小牧市区選出の道議、中村守氏が選任された。

 この他、来年夏の参院選比例代表に擁立する新人で、弁護士の佐々木雅文氏(43)を北海道・東北重点候補とすることを紹介。佐々木氏が決意を表明した。

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