苫小牧公共職業安定所のまとめによると、管内(東胆振1市4町、日高町、平取町)の高校を来年3月に卒業する新規高卒者の10月末時点の就職内定率は82・3%だった。前年同月比3・8ポイント減で、道内20カ所の公共職業安定所で最高だった。
管内の高校卒業予定者1577人(前年度比19人減)のうち、就職希望者は417人(同14人減)。10月末までの就職内定者は343人で、内訳は管内企業への内定者140人、道内企業への内定者127人、道外企業への内定者76人だった。
管内企業の内定者を産業別に見ると製造業が最多の66人で、建設業19人、運輸業・郵便業14人、金融業・保険業と医療、福祉がそれぞれ8人だった。
一方、管内の求人数は913人(前年同月比48人減)で、求人倍率は2・19倍(同0・04ポイント減)。求人数が多かったのは製造業230人、建設業194人、卸売業・小売業73人、医療、福祉67人。
北海道労働局のまとめによると、10月末時点での道内全体の内定者数は3401人で内定率は68・1%。苫小牧職安の担当者は「昨年と比較すると求人数や内定率は下がったが、道内の中ではマッチングが好調に進んでいる」と話している。
















