苫小牧市の小中学生が市にまちづくり政策を提言する2024年度未来創造こども会議が14日、市役所で開かれた。計4回の事前研修でゼロごみ、ゼロカーボンについて学んだ小学5年~中学3年の17人が、JFEリサイクルプラザ苫小牧の利用促進や市民意識の醸成など、グループごとにまとめた提案を金澤俊市長らに発表した。
今年度のテーマは「作ろう!環境ワンダーランド!」。児童・生徒は10月から計4回、同施設を見学した上で市ゼロごみ推進課の担当者から講義を受け、3班に分かれてプレゼンテーションの準備を進めてきた。
発表では、施設に親しみを込めて愛称を付ける案や、「施設を知ってもらう」「また行きたい」と思ってもらえるような戦隊ショーや運動会、クリスマスイベントなど季節ごとに催しを開く意見などを出した。
また、同施設を「子どもの放課後の居場所」とする提案もあり、移動手段として現在実証事業で運行している自動運転バスの活用を事例として挙げた。
金澤市長は「可能な限り、できることはすぐにでも取り入れたい。皆さんの声がまちをつくる原動力になる」と総評した。
参加した明野中学校3年の台野芳歩さん(15)は「内容の良い発表ができた」と満足そうに語り、「苫小牧を活性化するためにちょっとでも取り入れてもらえたら」と期待していた。
















