10万個の輝き 中心街彩る シンボルストリートテラス開幕

駅広場のオブジェ前で記念撮影する参加者

 JR苫小牧駅前通りを冬のイルミネーションで彩る市の事業「とまこまいシンボルストリートテラス」が14日夜、開幕した。メインストリートの同通りで発光ダイオード(LED)電球約10万個が一斉に点灯し、中心街に幻想的な光景が広がった。

 初日は駅南口の駅前広場でスタートセレモニーが行われた。とまこまい観光大使の歌手門田しほりさんによるライブステージや、駒大苫小牧高校書道部1年の工藤啓斗さん(16)が書道パフォーマンスでイベントの抱負でもある「進」の文字を1メートル超サイズで書き上げた。工藤さんは「たくさんの人の思いを乗せた一字。力強い思いを感じ取ってほしい」と期待した。

 点灯式で金澤俊市長は「駅前は再開発で注目されているが、ハードだけではなく、ソフト面でも皆さんの心にともるようなイベントになれば」とあいさつ。5秒前からカウントダウンを行い、「ゼロ」の合図とともに同広場に設置したオブジェ2基や駅前本通り沿いの街路灯などでLED電球が一斉にともった。苫小牧総合経済高1年の阿部心美さん(15)は「初めて来たが、思っていたよりもきれい」と目を輝かせた。

 イルミネーションは来年2月15日まで。期間中は午後5~12時、駅南口周辺から国道36号の交差点前まで同通り約800メートル区間で街路灯、街路樹などに明かりがともる。中心商店街各所で謎解きイベントも行い、「とまこまいスケートまつり」の初日となる来年2月8日にも企画を予定している。一般社団法人苫小牧タウンマネジメント・駅周辺未来創造会議の長野美喜副議長は「この約2カ月間、『通りを歩く人が多かった』という声が聞けたら」と話していた。

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