苫小牧市桜木町のさくらぎ保育園(本間聖子園長)は12日、ウインナーの飾り切り体験を同園のプレイルームで行った。園児が専門家の手ほどきを受けながら、さまざまな飾り切りに挑戦した。
市健康こども部健康支援課が2019年に始めた食育人材バンク事業を活用し、日本ハムカスタマー・コミュニケーションカスタマーサービス事業部(東京都品川区)から講師5人を招いた。同事業によるウインナーの飾り切り体験の実施は同園が初めて。
講師が手本を見せた後、年中児と年長児の計26人がプラスチック製のナイフを使い、カタツムリやリス、タンポポなどの飾り切りに挑戦した。「楽しい」「かっこよくできた?」と話しながら、ウインナーやハムを切ったり、スパゲティや黒ごまなどで動物の顔を作ったりした。出来上がった作品は温めて食べ、食の楽しさを五感で体験した。
年中児の清水統吏ちゃん(5)は「ハートとネズミを作った。軟らかくておいしかった」と笑顔を見せた。講師の奥田祥子食育アドバイザーは「講座を通じ、食の楽しさと命を頂くことへの感謝の気持ちを持ってもらえれば」と話した。
















