輸出入の貨物量が増加する歳末に向けて、函館税関苫小牧税関支署(宮川正弘署長)は年末特別警戒を実施している。19日までの期間中、不正薬物や銃器類などの水際取り締まりを強化する。
警戒初日の10日は、苫小牧市入船町の苫小牧コンテナ検査センターで後藤秀志函館税関長が職員約20人に訓示し、「密輸の手口が悪質、巧妙化している。的確に厳格な水際対策を行い、安心・安全な社会の実現を図っていきたい」と訴えた。
同税関が管轄する北海道、青森、秋田、岩手の4道県で今年1~10月、覚醒剤、大麻などの不正薬物19件を摘発。主に新千歳空港で、苫小牧支署管内はゼロだが、期間中、不審な貨物や乗組員の動きに警戒を強める。
















