地域と共創シンボルに あけぼのA基地に看板設置 石油資源開発

国道36号沿いに新たなシンボル看板がお目見え

 天然ガスや原油を商業生産する石油資源開発(JAPEX)の北海道事業所(松本洋所長)は、苫小牧市植苗の国道36号沿いにある「あけぼのA基地」に看板を設置した。苫小牧支援学校(小笠原正樹校長)の児童や生徒、市内を中心に活動するイラストレーター村田なちこさん(45)の協力で完成させ、松本所長は「地域と『共創』のシンボルになれば」と期待した。

 看板は地域とのつながりを深め、新たなシンボルにしようと設置。高さ約2・4メートル、幅約15メートルで、このうち幅約3・6メートル部分を同校の児童生徒らが協力した。村田さんがデザインを考え、樽前山やウトナイ湖のハクチョウ、市公式キャラクター「とまチョップ」などをあしらって、子どもたちが自由に色を塗った。

 JAPEXとしても初の試みで、構想から実現まで約1年半をかけ、子どもたちと社員を合わせて約120人が看板設置に関わったという。看板に掲げたキャッチコピー「限りある資源から限りなき挑戦へ」は社内投票で決め、子どもたちが仕上げた看板の上部に、竹明かりをイメージした飾りを付けて、夜間は自動で明かりがともるようにした。

 12日に現地でお披露目式を行い、関係者ら約20人で記念撮影などのセレモニー。松本所長は「夜はライトアップで映えそう。地域と発展していく思いが伝われば」と期待し、小笠原校長も「児童、生徒が目を輝かせ、笑顔いっぱい制作した。前を通るたびに感動する」と喜んだ。

 同校の代表2人も足を運び、中等部2年の日置斗翔さん(14)は「うまくできた。とてもきれい」と顔をほころばせた。村田さんは「子どもたちが本当に楽しんでくれて、いろんな方の協力があって、素晴らしい形になった」と話し、苫小牧の特徴も凝縮させた看板の完成に胸を張った。

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