障害の有無や性別などにかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる「インクルーシブ社会」実現を目指すワークショップ(WS)が20日午後6時半から、苫小牧市双葉町の市福祉ふれあいセンターで開かれる。今回のテーマは「思い込み」。これまでに思い込んだり、思い込まれたりした経験を他の参加者と共有する中で、対話の大切さについて考える。
WSは同センターの自主事業で「インクルーシブ・オープン会議」と銘打ち、6月から隔月開催。一般社団法人STADT(シュタット)と、FMとまこまいが協力、苫小牧中央ライオンズクラブNOILSクラブ支部が後援している。
参加者は数人単位のグループをつくり、シュタット理事の谷口慶太さんらの進行で自身の経験を語る。「女性だからきめ細かい気配りが得意」「男の子だから虫が好き」といった日ごろ何気なく口にしたり、聞いたり、言われたりする言葉の中に「思い込み」があることに気付いてもらうのが狙い。
谷口さんは「年齢や性別、職業、障害の有無などにより、思い込み経験もさまざまだと思う。思い込みは、してはいけない悪いもの―ということではなく、誰もがしてしまうものであることに気付き、みんなが住みよい社会のためには対話が大切なことを実感してもらえれば」と話す。
参加無料で、希望者は直接会場へ。上靴を持参する。問い合わせは同センター 電話0144(82)8801。
















