まちに音を にぎわいを 大町で夜間に音楽・コマーシャル放送 FMとまこまい 店やライブ告知など活用して

まちに音を にぎわいを 大町で夜間に音楽・コマーシャル放送 FMとまこまい 店やライブ告知など活用して
大町のアーケード下に設置されたスピーカー

 苫小牧の地域情報を伝えるコミュニティーFM「FMとまこまい」は、音で繁華街を盛り上げようと先月下旬から、大町に設置したスピーカーで夜間、音楽やコマーシャルを流す試みを始めた。現在は飲酒運転撲滅や市が忘年会シーズンに運行する夜間バスのPRを放送しており、同局の佐々木翔也さんは「ぜひ市民の皆さんにも活用してほしい」と話す。

 スピーカーは大町1、2の市道一条通沿いのアーケード下2カ所に設置。同局がスタジオを置く長山ビルに近く、スタジオの機器から有線でつなぎ、半径約30メートル内に明確に聞こえるよう音量調整している。運用時間は毎日午後5時~同10時。10~20分ほど音楽を流した後、事前に収録したコマーシャルを入れるという運用スタイルだ。

 現在流しているコマーシャルは苫小牧署員らが飲酒運転撲滅を訴える内容と、市が20、21、27、28日の夜間に実証運行する「ナイとまバス」を紹介する2種類。いずれも大町の飲食店街を訪れる人を主なターゲットにしている。

 スピーカーは今夏、大町、錦町で開かれたイベントに合わせ、「音によるまちなかのにぎわい創出」を目的に設置。同局を運営するとまこまいコミュニティ放送が「イベント時だけではなく、日常的に活用することができるのでは」と考え、同社の広告事業の一環として11月29日にスタートさせた。

 今後は中心市街地の飲食店やタクシー会社、運転代行業者、ライブ活動をPRしたいアーティストらに利用を売り込んでいく考え。佐々木さんは「人は音があるところに集うという行動傾向がある。飲食店などに限らず、有効活用してもらえれば」と話す。

 利用料金は月額9800円。問い合わせはFMとまこまい 電話0144(84)3975。

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