本道上空を覆う寒気に加え、晴れて地表熱が奪われる「放射冷却現象」の影響で、17日は東胆振各地で冷え込みが強まった。気象庁によると、同日の最低気温は全6観測地点で平年を3・2~9・4度下回り、今季最低を軒並み更新。このうち、むかわ町穂別では氷点下20・7度に達し、同日の道内で最も寒かった。
同日の地点別ではこの他、厚真町が同18・9度、むかわ町鵡川が同16・7度、白老町白老が同11・6度、苫小牧市が同11・2度、白老町森野が同10・5度。同日を含め最高気温が0度未満の「真冬日」は、苫小牧、白老、森野が2日連続、厚真と鵡川は4日連続、穂別は7日連続で記録した。
18日朝も厳しい寒さに見舞われ、氷点下10度近くまで冷え込んだ苫小牧市の川や海では「けあらし」が立ち上り、幻想的な光景が広がった。室蘭地方気象台によると、19日以降は日中の気温が0度以上となり、しばらく真冬日から解放される見通し。
















