室蘭運輸支局苫小牧海事事務所と苫小牧海上保安署は12日、苫小牧西港フェリーターミナル(入船町)で年末年始のフェリーの安全総点検を実施した。関係者ら9人が太平洋フェリー(名古屋市)が運航する「きそ」(総トン数1万5795トン)に乗り込み、同船の安全対策などを点検した。
参加者は3班に分かれ、操舵室や厨房(ちゅうぼう)、車両甲板、機関部などを乗員とともに巡回。救命設備や消火設備、非常口マークなどを確認し、同海保署の一和哉署長は「フェリーは安全運航が主要課題。基本事項を徹底してほしい」と述べた。
北海道運輸局は10日から1月10日まで、フェリーやバス事業者などの輸送機関を対象に安全総点検を実施。人流や物流が集中する年末年始、安全管理の徹底に取り組む。
















