苫小牧市は20日から、新たな試みとして夜間バス「ナイとまバス」を実証事業運行する。市営バスを運行する道南バス(室蘭市)の協力で年末の金、土曜日の計4日間、市内中心部から東西に1日各2便走らせる。タクシー運転手の不足対策や忘年会シーズンのにぎわい創出を狙っており、市は「ぜひ、この機会に利用して」と呼び掛けている。
運行は20、21、27、28日の計4日間。「102」の光洋澄川線(錦西営業所行き)と、「103」の沼ノ端勇払線(勇払正門行き)でいずれも午後9時15分、同11時の1日2本、駅通中央(グランドホテルニュー王子前)を出発する。定員は各40人程度。
料金は一律1000円。出発地点以外の乗車場所は、光洋澄川線が苫信本店前、大町2丁目、沼ノ端勇払線は表町(北洋銀行苫小牧中央支店付近)でそれぞれ5分停車。希望する停留所で降車できる。詳細は市ホームページに掲載しており、「苫小牧市 ナイとまバス」と検索すればよい。
実証事業は、市内ではタクシー運転手の不足などを背景に、忘年会の参加を見送るケースもみられることを踏まえて実施。持続可能な公共交通の可能性を探る目的で、市まちづくり推進課は「夜の交通手段を増やすことにつながれば。事業を通じて課題を見いだし、次のステップにしたい」と期待する。
問い合わせは同課 電話0144(84)4071。
















