強盗を想定し防犯訓練 北陸銀行苫小牧支店

強盗を想定し防犯訓練 北陸銀行苫小牧支店
金を要求する犯人役(左)に対応する行員

 苫小牧市錦町の北陸銀行苫小牧支店(石川良平支店長)は12日、銀行強盗を想定した防犯訓練を行った。

 帽子とサングラスで顔を隠した犯人役の苫小牧署員が刃物を見せながら、「300万円用意しろ。騒いだりしたら殺す」と書いたメモを窓口の行員に示し、金を要求した。行員らはスマホで犯人を撮影したり、特徴をメモしたりしながら110番通報。実際に道警本部通信指令室とのやりとりも体験した。店内から逃走する犯人を追い掛け、カラーボールを投げる訓練も実施した。

 同署生活安全課の出村憲史係長は「犯人と対峙(たいじ)していない行員が、スマホで状況を撮影してくれると迅速な逮捕につながる」と話した。長田俊介融資課長(38)は「今回のような(声を出さない)ケースだと気付くのが遅れてしまう。お客さまの安全も確保しながら迅速に情報共有していきたい」と気を引き締めた。

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