今季初インフル警報 感染急拡大 例年より早めの流行

今季初インフル警報 感染急拡大 例年より早めの流行

 苫小牧保健所は19日、今季初のインフルエンザ警報を発令した。管内(東胆振1市4町)の1定点医療機関当たり患者数は9~15日の1週間、33・00人(速報値)で基準値30人を超えた。

 同保健所管内では今シーズン、同患者数は5人以下で推移していたが、11月25日~12月1日の週の2・88人に対し、同2~8日の週は7・38人に増え、9~15日の週で4倍強と急拡大した。

 全国的にインフルが流行する中、同保健所は「寒くなったこともあって、例年よりも若干早めの流行。14歳以下の子どもを中心に拡大し、親を含めて大人も感染している。どの年代も感染が増えている」と分析する。

 外出後の手洗いや室内の適度な湿度保持、マスク着用やせきエチケットの励行、ワクチン接種など、基本的な感染症対策の徹底を呼び掛けている他、「年末年始は医療機関も休みになる。解熱剤やせき止めなど備えを」と訴えている。

 警報発令は今年4月以来、約8カ月ぶり。昨シーズンは1999年以降で初めて、警報を1シーズンに2度発令した。

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