「子どもたちの笑顔守る」 金澤市長が就任あいさつ 市議会臨時会

「子どもたちの笑顔守る」 金澤市長が就任あいさつ 市議会臨時会
就任あいさつする金澤市長

 苫小牧市議会の第10回臨時会が24日に開かれ、金澤俊市長が就任あいさつを行った。8日執行の市長選で初当選した金澤市長が臨む初めての市議会で、金澤市長は「4年の任期を市民のため、市政発展のために強い使命感を持って、古里苫小牧の市長として責任を果たす」と決意を述べた。

 金澤市長は「新しい苫小牧を切り開き、持続的な発展を目指す上で、子どもたちの笑顔を守ることが重要」と強調。公約の第一に掲げた「子どもど真ん中」の政策として、あらゆる子育て支援策を模索する姿勢を示し、「不登校、いじめに悩む子にも手を差し伸べる教育環境の整備にも注力する」と意気込んだ。

 「経済発展最大化」にも触れ、ダブルポートの地理的強みや次世代半導体関連企業の進出などを背景に「昨今の追い風を逃すことなく、トップセールスで民間投資を呼び込む」と人口減少対策、雇用促進につなげる考えを説明。JR苫小牧駅前再開発やゼロカーボンシティの推進、公共交通の整備を通じて「よりよいまち、活力あるまちづくりに努める」と述べた。

 また、医療や福祉、防災など幅広い分野の取り組みも挙げ、選挙戦で掲げた公約「七つのビジョン」で示した34項目91施策の早期実現を約束。「人口減少、物価高騰など先行き不透明な社会情勢の中でも、市民、企業、行政と議会が一体となって知恵を振り絞り、市民総活躍で本市の発展に取り組むことで、子どもたちが笑顔で夢を語れるまちを築く」と結束を訴えた。

 議案審議では、市と厚真、安平、むかわの3町が下水汚泥、し尿処理を共同化する項目を盛り込んだ定住自立圏形成協定の一部を変更する議案3件を原案通り可決した。

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