年末年始のフェリー予約好調 苫小牧港発着 コロナ前水準に

年末年始のフェリー予約好調 苫小牧港発着 コロナ前水準に

 苫小牧港を発着するフェリー各社も年末年始、予約状況(20日現在のまとめ)は前年並み、もしくは前年を上回っている。

 商船三井さんふらわあ(東京)の大洗航路は前年並み。30日まで苫小牧着の下りピークが続き、多くて予約で8割が埋まった便も。苫小牧発の上りピークは来年1月2~5日とばらけ、同社は「コロナ前に戻っている」と説明する。

 川崎近海汽船(同)の八戸航路も前年並み。ピークは、下りが27~30日、上りが1月2~4日。同社は「夜便の利用が増え、一部の個室は満席。(コロナ前の水準指標となる)2019年と比べて増えている」と話す。

 太平洋フェリー(名古屋)の仙台・名古屋航路は、年内移動は前年比5~15%増で推移。ピークは、下りが30日、上りが4日で、500人超の便も。同社は「19年に戻り、予約は増加傾向」という。

 東港から秋田・新潟・敦賀を結ぶ新日本海フェリー(大阪)は年末年始全体で約2割増。ピークは、下りが28日から分散傾向で、上りは1月3、4日。同社は9連休が可能な曜日配列で帰省需要が伸びたとみており、「コロナ前の状況に戻った」と分析している。

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