苫小牧市は、30日を全市統一で今年最後の燃やせるごみの収集日としている。収集車が各地からごみを搬入する沼ノ端クリーンセンター(沼ノ端)では例年、年末の大掃除を終え、家庭ごみを直接搬入する市民も急増する日に当たり、混雑回避のため「30日の持ち込みはなるべく避けてほしい」と協力を呼び掛けている。
収集日は本来、地区ごとに異なるが、収集作業員の働き方改革の一環で年内最後の燃やせるごみの収集日を2022年度から一本化。12月31日~1月3日の収集は休みとし同4日に再開してきたが、今年度の年明けは月・木曜日の収集地区で1月6日、火・金曜日の地区で同7日にそれぞれ収集を始める。
一方、同センターは休業日(日曜日と1月1、2日)を除き、家庭ごみの直接搬入を受け付ける。
市公式ホームページで公開している混雑予想カレンダーは待ち時間の目安として、日にちを4段階で色分け。待ち時間2時間以上が見込まれる「紫」は30日、同2時間程度の大混雑「赤」が27、28、31日、同1時間程度の混雑「だいだい色」が1月3、4日、同30分程度のやや混雑「黄緑色」が6日となっている。
市環境衛生部によると、今年度と同じ曜日並びだった19年度は12月30日に待機車列が同センター周辺の市道まで伸び、待ち時間が最大約3時間となった。
全市一斉の収集日と大混雑予想日が重なるのは初めて。同センターへのごみ搬入は収集車を優先させるため、担当者は「19年度並みかそれ以上の混雑が見込まれる。家庭ごみの搬入については、急がない場合、年明けまで待ってほしい」と呼び掛ける。
同センターでのごみ搬入受付は午前8時~午後7時。▽燃やせるごみ▽燃やせないごみ▽大型ごみ―の料金は原則10キロ当たり140円。資源物(紙類、缶、瓶、ペットボトルなど)と有害ごみ(スプレー缶、電池、ライターなど)は無料。1辺の長さが2メートル以上の物や一つの重さ100キロを超える物、家電リサイクル対象品、スプリング・バネ入り家具などは対象外となっている。
















