道開発予算5745億円 4年連続増 港湾整備費ほぼ横ばい ゼロカーボン実現など 閣議決定

道開発予算5745億円 4年連続増 港湾整備費ほぼ横ばい ゼロカーボン実現など 閣議決定

 政府が27日に閣議決定した2025年度予算案で、北海道開発予算の総額は24年度当初予算(5726億円)から19億円増の5745億円を計上し、4年連続の増額予算となった。

 25年度の道開発予算は(1)生産空間の維持・発展による食料安全保障および観光立国の一層の強化(2)地球温暖化対策を先導するゼロカーボン北海道の実現(3)デジタル関連産業の集積支援(4)安全・安心に住み続けられる強靱(きょうじん)な国土づくり(5)白老町の「ウポポイ」(民族共生象徴空間)等を通じたアイヌ文化の復興・創造および国民理解の促進(6)北方領土隣接地域振興対策―の6本を軸に編成。24年度補正と合わせて、切れ目なく取り組みを進める。

 一般公共事業に充てられる北海道開発事業費は5624億円で、24年度当初を約15億円上回った。事業別では、港湾整備費はほぼ横ばいの175億円を計上し、苫小牧港東港区で旅客と物資の円滑な輸送を目的とした複合一貫輸送ターミナル整備などを推進。空港整備費は約16億円増の76億円を確保。治山治水は約6億円増の1028億円を計上し、千歳川の流域で堤防整備などを推進する。

 事業別で予算規模が最大の道路整備事業は、ほぼ横ばいの2189億円を確保。高規格道路「日高自動車道」の日高厚賀インターチェンジ(IC)―新冠IC間などの工事を進める。

 アイヌ政策に関する経費は18億円を計上。今年3月に策定した「ウポポイ誘客促進戦略」に基づき、戦略的・効果的な誘客を実施。20年7月にオープンした「ウポポイ」の年間来場者数100万人を目指す。

 鈴木直道知事は「食料安全保障や観光立国の一層の強化、ゼロカーボン北海道の実現、アイヌ文化の復興・創造および国民理解の促進など、必要な予算が計上された」と評価。道としては「今後とも本道への重点配分など必要な財源の確保に努め、国の施策・予算を最大限に活用しながら、人口減少をはじめ直面する課題を乗り越え、北海道の創生を着実に進めていく」とのコメントを発表した。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る