バレエ全国コンクールで好成績 苫小牧の落合さん

バレエ全国コンクールで好成績 苫小牧の落合さん
賞状を手に笑顔を見せる落合さん

 苫小牧市新開町のイリスバレエアカデミーに通う落合蘭さん(15)が、10月に開かれた第4回パシフィック・インターナショナル・バレエ・コンペティション(PIBC)大阪2024(PIBC事務局主催)「中学生の部」で8位、グランフェッテバレエコンペティション(同コンペティション事務局主催)「中学生の部」で1位の好成績を収めた。海外の学校でバレエ技術を磨く権利を獲得し「積み重ねてきたレッスンの成果を発揮できてうれしい」と笑顔だ。

 落合さんは苫小牧啓北中3年で、バレエ歴9年。演目はいずれも「パキータよりエトワール」。

 10月5日にクレオ大阪中央(大阪市)で開催されたPIBCでは全国から出場した60人と基礎力、音楽性、表現力、技術力などを競った。審査員から「上品な雰囲気」「とても丁寧」といった高評価を受け、海外バレエアカデミーなどでの短期留学権を獲得した。

 翌6日に大阪市立青少年センターで行われたグランフェッテには、世界有数のバレエ学校への留学を目指す中学生6人で臨んだ。ターンやジャンプ、演技力をはじめとする18項目が審査され「良いものを持ったダンサー」「華やかでラインも伸びやか」などと絶賛され、1位を獲得。WBACグランプリ(カナダ)のコンクール選抜、ロシア国立ボリショイバレエ学校、カンヌロゼラハイタワーバレエ学校など11のコンクールや短期・長期留学推薦も受けた。

 立て続けに二つの全国コンクールで好成績を収めた落合さんは「初日のPIBCは緊張感もあったが、グランフェッテはリラックスして臨めた」とほほ笑む。

 イリスバレエアカデミーの松島彩佳代表(36)は「将来を考える大切な時期にチャンスが広がった」と笑顔。「今後も修正点を自分で見つけられる指導に努める」と、世界で活躍できるバレリーナの育成へ意欲を見せた。

 落合さんはベルリン国立バレエスクール(ドイツ)やウィーン国立歌劇場(オーストリア)などへの長期留学のオーディションへの参加も決めており、1月3日から10日間の日程で短期留学する予定。長期留学が決まれば数年間、現地のバレエスクールで学ぶ。

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